ワンちゃんの鳴き癖

子犬をご自宅にお迎えして、たまにご相談いただくことがある鳴き癖に関しましての記載です。ワンちゃんが吠えることには様々な要因があり、それを気長に解決していくことで、鳴き癖は解消していくことが多いでしょう。人間の赤ちゃんでも泣き癖があるかと思いますが、おおまかにはそれと同じ認識を持ってワンちゃんと接してあげることが大切です。ペットショップでも当店にやってきたばかりのワンちゃんは寝るサークルに入ると寂しくて吠えます。寂しいのでそれは仕方のないことです。それでもそのたびにワンちゃんをかまってあげるのではなく、心を鬼にして無視します。それでだいたいのワンちゃんは2~3日でサークルに入っても鳴かなくなります。

子犬が鳴く理由

一般的に犬が吠える場合はなにかを要求する際の要求咆哮と相手に対して威嚇する威嚇咆哮のふたつに分類されます。
・要求咆哮とは飼い主さんに対して遊んでほしい・お腹がすいた・かまってほしいなどの要求をするために飼い主さんを呼んでいるサインです。子犬の際はこの要求咆哮がほとんどだといわれています。
・威嚇咆哮とは、対象の物に対して、不快な思い・怖い思い・戦闘姿勢といったことを吠えて知らせています。いきすぎたしつけによって、ワンちゃんが飼い主さんに対して、恐怖や不安がこの威嚇咆哮につながるでしょう。
上記2つの鳴き癖から甘やかしすぎても厳しすぎてもワンちゃんにとってはよくないということが分かりますね。とてもデリケートで難しい問題ですが長い年月一緒に暮らしていくと思うので、根気強くワンちゃんと向き合って下さいね。

分離不安症

分離不安症とは、簡単に説明すると子犬の時に飼い主さんと離れるのが寂しくて鳴いてしまう症状です。ワンちゃんは飼い主さんの事が大好きな故におこる現象です。だからまず分離不安症と診断されたとしても、ワンちゃんの事を嫌いにならないであげて下さい。そのうえで、ワンちゃんとの付き合い方を考えていきましょう。この場合は上記の要求咆哮に分類されるでしょう。
対策としてはいちばん簡単なのは鳴きだしたらかまってあげない事です。そして鳴きやんだらたくさん褒めて遊んであげることです。メリハリをつけることで、鳴いていない時に遊んでくれるとワンちゃんは少しずつ認識していくでしょう。どうしても子犬の時はワンちゃんが可愛くて、鳴いたらかまってあげたいという飼い主さんの思いはあるかと思います。しかしそれを繰り返すことで成犬になった時にいつも一緒にいないと不安で鳴いてしまうワンちゃんになってしまいます。
次に気をそらすために離れる際におもちゃなどをあげることで、気を紛らわせてあげることでしょう。

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